目標に向けてボールを転がしだすために、「インパクト時のフェースの向き」と「芯で打つこと」は、重要なことです。
部屋の絨毯やパッティングマットの上にボールの箱を三個用意し、コの字型に置き(写真1)、その中からボールを打ち出す練習をします。
目標として1m先にボールを一個置き(写真2)、コの字型の箱の中のボールをバックスウィングを取らずに、目標ボールに向けて押し転がし出して当てる練習です。
目標ボールは必ず、パターフェースとカップを結んだ線上に置くようにします。
最初のボールが真っすぐに転がし出されていれば、当たった目標ボールも真っすぐ前進してカップに入るでしょう。少しでも目標ボールの芯から外れた当たり方をすれば、左右に曲がってしまいます。
目標ボールが真っすぐに転がるようになるまで、練習してください。
目標に向けてボールを真っすぐ転がす技術を身につけておけば、あとは距離感に集中するだけで済みます。春のラウンドが待ち遠しくなりますね。
写真1 写真2
練習器具(T字型パイプ)
スウィングを開始する前にまずチェックしなくてはならない重要なポイントとして、セットアップがあります。セットアップの中でも特にボールの位置が決まっていなければ、同じスウィングをしても打点や球筋はその都度違ったものになってしまいます。
そこで必要になるのが、ボールの位置をチェックする器具です。
ボールの位置は、左右の足幅のどこにあるのか、と、ボールから自分がどれだけ離れて立っているか、の二点で決まります。このボールの位置を確認するためには、私は塩化ビニールの水道用のパイプをT字型に組み立てた(写真)ものを練習場でマットの上に置いています。
ターゲットを変えて練習する時も、そのT字型パイプを必ずターゲットの向きに合わせてからセットアップすることで、ボール位置を確認することが出来、安心感がもてます。
そのあと初めて、スウィングチェックに入るのです。
ボール位置が毎回違うのにスウィングにこだわっても、迷うだけです。
トーナメント会場でも、ドライビングレンジを見ると、プロの選手がいろいろな練習器具を使っているのがわかります。あまり大掛かりなものは使えませんが、セットアップを安定させるためのボール位置確認器具くらいは、アマチュアゴルファーも練習場へ持ち込んでもいいのではないでしょうか。
写真左:キャディーバッグにしまうためにばらした状態。
写真右:パイプを組み立てた状態。
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