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寒い冬のショットは、無理をせずに

 この文章を書いた25年前は、今のような様々な保温素材のウェアーは無く、みんな厚着でプレーしていたことを思い出します。同時に気候も、温暖化で変化してきました。

 

時の流れを感じます。

 

厚着はしなくなっても、寒い日は手首、肘、肩周りを柔軟にしてスウィングしたほうが良いことに、変りは有りません。

 

一年で一番寒い二月は、ゴルフもつい億劫になる季節。防寒着に身を包んでいれば、朝一番のティーショットでは体も満足に回らない。

 

こんな時に気を付けたいのは、なるべく手首、肘、肩などの関節を柔軟に使うということだ。グリップは柔らかめに握り、手首をグラグラにさせる。肘も真っすぐに伸ばすことにこだわらず、軽く曲げる。テークバックではヘッドから始動させるようにして、むしろ手打ちを心がけることだ。その方がヘッドが走り、そこそこ当たってくれる。無理に体をねじろうとするのは、筋肉が固くなった寒い中では、怪我の元である。沢山着込んいる分自然に脇が締まって、腕が自由に動きにくく、手打ちスウィングでも大きなミスにはつながらない。ナイスショットは無理でも、枯草の上をランの出る球になる。

 

午後になって暖かくなってきたら、しっかりとグリップし脇を締めて、腕の三角形を保ったいつものスウィングに戻そう。